パワハラオヤジの前世はアナコンダ?

今まで色々なダメオヤジ上司を見てきたが、今回のはまた今までにいないタイプだ。顔はどう見ても還暦を超えているが、ニットのドングリ帽を目の上まで被っている。暑苦しい襟巻をしている。ジャケットを着ている。ビニール製のテラテラ光るズボンをはいている。これが帽子から靴まですべてアナコンダ色一色なのだ。極めつけはカラコン。これもアナコンダ色で決めているというのがすごい。背が大きく手足がブランと長く、全体的に湿っぽい感じで、この男が傍にいるとうっとうしいばかりなのだが、自分ではパリコレに出れるほどのファッションセンスだと自信を持っている、仕事はできない、ただの馬鹿なオヤジである。しかし!こやつはなんと支配人で、新参者の弱小立場の私に嫌がらせを仕掛けてくるのだ。指示もアドバイスもなく私の様子をじっと灰色の目で追い、帽子の中を全部耳にして私の接客用語を聞いている。そしてある時は私の言葉尻を捕まえて薄笑いを浮かべながら訂正する。またある時はぬぅと私を見下し灰色の目で威嚇してくる。さらに、アナコンダ野郎は不公平だ。私の同僚であり先輩にはフレンドリーで優しいのに、私が先輩の指示通りにやった仕事が気に入らないと、いつでも私だけを口撃してくるのだ。二人でしていた「アナコンダ無責任説」にも私だけが怒りをぶつけられ「帰れ!」と命令され、パワハラを炸裂。先輩にはなんのお咎めもない。どうして?!許せない!私はアナコンダの上の上司に報告した。するとこやつは先回りして自分が取り入っている社長の息子に私を悪く言うという、究極の陰険さを出してきた。見れば見るほど、知れば知るほどアナコンダな奴である。最近私の頭はどうやったらこの人間アナコンダを撃退することができるのかばかり考えている。